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中小企業診断士の独立のための選択肢2

中小企業診断士、独立のための選択肢

目次

皆さま、こんばんは!

現役の独立中小企業診断士:まるぶんです

さて、前回のブログでは、まるぶんがオススメする
中小企業診断士のビジョン設定法についてご紹介しました

関連情報>>中小企業診断士、独立のための選択肢1

ではここからは早速、具体論のぶっちゃけに(?笑)入っていきたいと思います。

 

 

■ 中小企業診断士のはじめ方(具体論編)

 

まずは下記の中小企業診断士の分布図を見て下さい

中小企業診断士の分布.png

そうなんです

中小企業庁が行った2011年のアンケートによれば
企業内診断士は約55%、独立診断士は約45%となっています。

 

中小企業診断士は
「経営の専門家」としての国家資格ですので
経営に関する知識を得たい方が
単なる「資格試験通過者」というエンブレム欲しさに
受ける方も多いわけです。

 

まるぶんの周囲には
大企業の方、金融機関の方、公的支援機関などに
在籍している方が多いような気がしています。

結果、半分ちょっとの割合で
企業内に残る方がほとんど、というワケです。

 

その方向けのコンテンツはさておき
重要なのは右側の独立診断士の内訳ですね!

 

これはまるぶんの周囲の診断士をカウントした
おおまかな内容です。

(1)公的のみ(60%)
公的支援機関のみを受注している診断士
(2)ハイブリッド(30%)
公的支援機関と民間契約とどちらも受注している診断士
(3)民間のみ(10%)
民間契約のみを受注している診断士

 

そうなんです。

 

診断士はこの階段を昇っていく方が
ほとんどなんです

 

ではそのステップ毎に説明していきましょう!

 

目次

中小企業診断士の成長ステップ

 

まずは『(1)公的のみ』です

これは協会経由のお仕事に加え
公的支援機関(都道府県や市の産業振興機関、金融機関など)への
営業などで、企業支援プロセスを企画・提案して獲得する
受注案件を指します

 

つまり我々が支援すべき
企業への間接的アプローチ

いわゆる大企業の受注に完全に依存している工場状態です

 

まずはこのステップをキレイに仕事をこなし
自らの実力を養成した上で次のステップへ

 

(1)の仕事を継続しながらも
その企業とのつながりからの展開として
あるいは、企業への直接営業の結果として
一部の民間契約を受注している状態を
『(2)ハイブリット』としました

 

つまり、一部直接的アプローチを含むということ

 

そして『(3)民間のみ』はもちろん
公的な受注はゼロになり
民間受注のみの状態を指します。

 

つまり下請受注がなくなり
完全に自らの商品開発で
勝負している工場というわけです

 

もちろん年収レベルで表現するなら
(1)<(2)<(3)
となります。

 

この階段をイメージすることで、最初にやるべきことが
おぼろげながら見えてくるのではないでしょうか?

 

では、最初の(1)ステップ部分を
もう少し詳しく説明していきますね♪

 

駆け出しの独立診断士が最初に取り組むべき行動とは?

 

『(1)公的のみ』の診断士は全体の6割を占めています

このうちの半分(3割)程度は、年金診断士です

年金診断士とは説明するまでもなく
年金を受給しながら中小企業診断士としての
仕事をされている方々を指します

 

この年金診断士は正直、
収入がなくても生活して行けます

そのため積極的に仕事を取りに行く
方々ではありません。

一方で社会貢献意識が強く
同時に能力の高い方が多い

ゆえに。。。ワガママである場合も

 

そりゃそうですね!

 

やっと束縛から開放されて
磨きこんで有り余っている能力を
使いまくれる立場になったわけです

それくらい許してあげて欲しいと
ついつい思ってしまいます、苦笑

 

さて、問題なのはあとの半分です。
単純に独立したての場合
どこにどのように行動すれば
仕事を受注できるのか
わからないと思います

 

そこでまずはほとんとの皆さまは

 

こちらに問い合わせをオススメします。

 

『中小企業診断協会』です

 

こちらは会員制であり
多くの診断士が登録をしています。

会員になって会費を支払いさえすれば
事務局が色々なことを教えてくれますし
わからなければ、知っている方に
つないでくださったりします☆

 

そして診断協会は
勉強会やセミナーを企画・実施したり
協会に入ってくる受注案件を
斡旋してくれたりするんです。

 

駆け出し診断士にとっては
結構、ありがたい会だとアタクシも思います。

 

もうこれは利用しない手はありませんよね。

 

ただし、この会は会費を払ったからといって
自動的に情報や仕事をくれたりはしません

 

自らの積極的な行動とアピール
これらとセットだということをお忘れなきよう!

 

ところが困ったことに
中小企業診断士の2次試験合格後に
”実務補習”を受けることになるんですが、

それを主催している都会の協会が
まるでそのまま、その協会に入会することが
当たり前のように説明していたりします。

 

これが実は。。。
駆け出し診断士が落ちる大きな落とし穴なんです!!

 

正直、都会の協会は会員数が圧倒的に多く
情報収集はできても、残念ながら
仕事を期待することは困難です。

 

なので、ここは絶対に活動拠点に近い
都道府県の協会に入会すべきだと
まるぶんは強くオススメます。

 

正直言って、都会から離れれば離れるほど
仕事が取れる確立は高くなっていきます。

そして仕事をこなせば
その仕事を取り纏めている先輩診断士に
いろいろと相談することが可能です

 

自分としてはこれでいいと思うが
実際はどうなんだろう?という疑問に
しっかり答えてくれると思います

 

足りないのか、過剰なのか
その環境は、実力を付けていくには
これ以上のないパターンだと思います。

 

そしてしっかりと仕事をこなせば
次の仕事に繋がります

できなければ、来ないかもしれません、汗

 

その理由を把握して努力する必要があるので
実態を聞きやすいようきっちりと
人間関係をつくっておくことをオススメします。

 

まずは、これが中小企業診断士として

一般的な第一歩です

 

そりゃ、前回のブログでオススメしたビジョンによっては
『この選択はない!』という方もいらっしゃると思います。

それは、まったく否定はしません。

 

実はいうと、まるぶん自身も、創業当時
『(3)民間のみ』を目指していました

結果、年商1000万円を狙えるまでに
いったのですが。。。

別会社の代表となり一旦クローズし
最近は(1)のみでどこまで行けるのかを試しています、笑

詳しくはこちら>>中小企業診断士合格後の道のり<<

 

さて、この(1)の中で重要なことがあります。

それは年商の低さです。

 

正直、その協会経由の仕事だけをアテにするなら
初年度は20~30万円
うまくいって2年目で150万円程度

そしてその結果、絶大な信頼を得たとしても
3年目以降、200~300万円程度が限界です

 

現実に年金診断士も合わせて
6割の方がこの段階でとどまっています

 

ホント、アルバイトが必要な状況ですよね、汗

 

ところがその仕事によって
多くの企業経営者とお出会いすることができます

 

自身が自ら経営者との関係を作って
自らが自らを売り込む怪しい営業に回らなくても

行政や公的支援機関が”信頼できる先生”として
企業経営者に紹介をしてくれるワケです。

 

その上でしっかり仕事をこなせれば。。。
継続的な受注につながるかもしれませんし
あるいは顧問契約のオファーがあるかもしれません

ま、それくらい相手企業にとって
有意義に支援を提供できればの話ではありますが。。。

少なくともチャンスは巡ってくるわけです。
実際にそんなカタチで活躍している優秀な診断士も
現実にいらっしゃいます!

ご参考>>実在!純粋な中小企業診断士の成功事例<<

 

しかし一方でデメリットもあります。

ひとつは、さきほど述べた年商に直結するお話ですが
基本的に行政や公的支援機関系の仕事は
フィーが安い案件が多いことです。

 

1日訪問して約3万円の報酬です。
もちろんですが事前準備にフィーはいただけません。

 

そのため2日間準備して1日訪問すれば日給1万円です
その計算で行けば20日働けば、月20万円ですが。。。

正直、超売れっ子にならなければ
そんなに仕事はこないと思います

 

そしてふたつめはお出会いする企業の質が低いことです

彼らは行政や公的支援機関などを頼ってきます。
それはなぜか。。。。

◯ 創業したてで事業運営経験が少ない
◯ 補助や助成金が欲しい
◯ 本当に事業が危ない
この、いずれかの状態の企業が多いのです

 

そのため、その後の仕事につながったとしても
成功に導くことが難しい企業が多いことになります

それでも、駆け出し中小企業診断士にとっては
自ら自身を売り込む怪しい営業をせずに
企業経営の現場に入ることのできる貴重な貴重な機会です

 

自分がどのような支援スタイルを構築するのか
仮説を検証する機会にもなり得ます

 

まとめますと、
◯ 地元の都道府県の協会に入り
◯ しっかり人間関係をつくりながら仕事を頂戴し
◯ 誠心誠意、その仕事をきっちりこなしながら
◯ 自らの仮説を検証していく
ことが、まず最初のステップでは重要になってくるということ

 

そして、それをしっかりこなしていけば
『(2)ハイブリッド』も見えてくると思います。

 

ぜひ、この成功シナリオを選択肢のひとつとして
ご参考いただければと思います☆

 

さて次の記事ではさらなるぶっちゃけを展開しますので
お楽しみにお待ちくださいませ☆

 

それでは今日はここまで
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆

つづきはこちら>>中小企業診断士、独立のための選択肢3<<

 

長文・乱文を最後まで読んでくださり
いつもありがとうございます♪

 

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