さて、ご無沙汰しております。
現役の独立中小企業診断士 まるぶん です!
最近、診断士資格を目指す方からの質問が多いです。
”中小企業診断士ってどんな資格なんですか?”
”中小企業診診断士って、どんな仕事をしているんですか?”
”中小企業診診断士って、ぶっちゃけ、どれくらい稼げるんですか?”
中小企業診断士も資格試験の中では
難関と言われています
そんな資格試験に挑戦しようとする方にとって
とっても気になる話題でしょう
で、あれば『中小企業診断士の現実~現役診断士の真実を語るブログ~』
と語っている以上、これは伝えなければいけない!
今日はそんな話題です☆
■ 中小企業診断士ってどんな資格?
この資格は、中小企業を診断できるヒトを選定する資格です
っていうと、そのままなんですが、ホントそのままなんです
中小企業診断協会によれば
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します。
中小企業診断士制度は、中小企業者が適切な経営の診断及び経営に関する助言を受けるに当たり、経営の診断及び経営に関する助言を行う者の選定を容易にするため、経済産業大臣が一定のレベル以上の能力を持った者を登録するための制度です。
中小企業基本法では、中小企業者が経営資源を確保するための業務に従事する者(公的支援事業に限らず、民間で活躍する経営コンサルタント)として位置づけられています。
とあります。
つまり、中小企業における経営課題を適切に診断し
その診断を元に適切に助言できる能力を持ったヒトを国家が選定
※ 「適切に」がミソです
そのことによって、中小企業の経営者が困った時に
『誰に相談すればいいのかわかりやすくリストアップするための制度』
ということです。
そのため、中小企業診断士資格というのは
我が国が、「あ、このヒトなら経営の相談をしても、まぁ大丈夫でしょう」的な
お墨付きをくれる資格と言っていいと思います
どうですか?わかりますか?
もう少し具体的な例をあげてみましょう、笑
中小企業は大企業と違って
資金も、人材も、商品も、情報も、
大きな量を確保できません
企業としての規模が小さいだけに
すべての経営資源の扱える量が少なくなるからです
そりゃそうですよね
年商1億円規模の会社に
資金が5千億円もあったり(売上5千年分)
社員が500人もいたり(他経費0でも平均年収20万円)
したら、とてもバランスがおかしいですものね
そのため
少資金で、少人数で、事業を営むわけです
そうすると必然的に
小さな市場規模のお客様満足を
追求することになります
いや、小さいからこそ
この小さな市場規模を狙うことが必要です
なぜなら。。。
大企業と同じことをやっても
絶対に勝てないからです
大企業と同じ機能、同じ価格、同じ品揃えの豊富さ
なんてことを実現させようとすると
かなり無理が生じ、収益化することはできません
だとすると
同じ業種、同じ規模、であっても
それぞれが違った守備範囲を持つことになります
同じように見えても
それぞれの特徴に合った市場を狙っていきます
そして独自の進化を遂げるのです
それが自然なんです
そりゃそうですよね
経営者の経歴も違えば 価値観も想いも違う
個性豊かな従業員の組み合わせによる空気感も違う
そうなると、自然とまったく違う理想像を持ちます
たとえば。。。
『地域一番店を目指す!』
と同じ規模の肉屋さんが宣言したとしても
それが。。。
肉の売上で一番店なのか
肉の品質で一番店なのか
店への集客で一番店なのか
品揃えの豊富さで一番店なのか
TV出演回数で一番店なのか
従業員の満足度で一番店なのか
そりゃ
欲を言えば全部目指したいところだけど
イメージのバランスってものがありますよね
優先順位と言ってもいいかもしれません
いずれにせよ
個々の企業が目指す理想像なんて
普通は千差万別なんです
それが、同じ業種というだけで
「企業なら完璧を目指すべきでしょ!」
と一般的な理想像を勝手に念頭において
「御社の課題はコレです!」
なんて、とっても乱暴な話ですよね?
高校生全員に向けて
「(東大を目指すなら)こういう勉強をすべきです!」
と熱弁しているに等しい行為です
あるヒトは早稲田大学に憧れてきた
あるヒトは卒業後パティシエになるつもり
あるヒトはミュージシャン!
であるかもしれないのにです
本人達にとっては???ですよね
だから個人と同じように
◯ その企業が今まで何を大切にしてきたか?
◯ そのゆずれない価値観はなにか?
◯ それを守るならどんなカタチが理想か?
といったことを把握する必要があるんです
それらを把握して
真の理想像を把握してはじめて
真の経営課題を見つけることができる
こんな診断を訓練している唯一の資格が
中小企業診断士なんです
まず一次試験で一般的な経営に関する知識を詰め込みます
そしてニ次試験でペーパー上での4回の仮想診断をします
さらに実務補習で3回も実際の企業を診断します
ただ、資格を取るために
こんなにも企業診断の訓練を繰り返す資格は他にはありません
一般的なコンサル軍団の中には
明らかに優秀な方もいらっしゃいます
しかし、それはほとんどが
属人的な経験と知恵と勘に依存した手法ですし、
何よりまったく違う企業での成功事例です
それを体格が同じくらいだからといって
血液型の違う適応性のない臓器を移植したって
拒絶反応がでるのは当たり前なんです
だからこそ、先入観なしに
一定の手法を活用して、正確に企業を診断することが
とても、とても、重要なわけです
その訓練を積み重ねている資格が
中小企業診断士というわけです
公認会計士であっても
税理士であっても
偉大な実績を持つ優秀な経営コンサルであっても
経営に対する助言はできるでしょう
しかし、当りハズレの差が大きすぎて
まるで大博打、宝くじの様相です
目の前の会社、目の前の会社に対して
常に安定した適切な助言はできないでしょう
なぜなら、企業を診断する能力においては
我々の右に出ることは出来ないからです
そうなんです
我が国の企業の99.7%と占める中小企業
その未来を安定して適切に導ける唯一の資格
それが中小企業診断士というわけです
おわかりいただけたでしょうか?
では、長くなりましたので
続きは次回とさせていだきます!
関連情報>>中小企業診断士とはどんな資格?仕事の内容は?年収は?2
今後ともよろしくお付き合いくださいませ☆
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